片頭痛 | 緊張型頭痛 | |
痛みの特徴 | ・拍動性
(脈拍に合わせてズキンズキン) ・頭の片側が痛む (両側の場合もある) ・痛みのピークに吐き気がすることも ある ・前兆がある場合も →・視界に星がチカチカ見える ・視野が欠ける ・あくびが出る ・肩こり、首筋の張りを感じる |
・頭をギューッと締め付けられるような痛み、圧迫感、重い感じがいつからともなく始まり、ダラダラ続く。 ・後頭部を中心に両側が痛くなる ・首や肩のコリや目の痛みを伴なう |
原因 | ◎血管が拡張して周囲の神経が 引っ張られて痛みが起きる。 ・睡眠不足などの生活リズムの乱れ ・緊張状態からの開放 ・雑踏、人ごみ ・熱いお風呂、サウナ ・アルコールや特定の食品 →いずれも自立神経に影響して、 血管の収縮・拡張のリズムが乱れて頭痛が起きる。 |
◎筋肉が緊張することから痛みが起きる ・普段の姿勢の悪さ ・首の骨などの骨格、体型の歪み ・首や肩のコリ、緊張 ・目の疲れ、歯の噛合せ ・ストレスや精神的な緊張 |
原因となる筋肉や骨格バランスを改善することで、体質改善を行いましょう。
神経が多く集まる首の痛みには偏頭痛・眼精疲労が伴うことがあります。
野球肩 | 肩関節脱臼 | |
症状 | 野球の投球動作に似たスポーツ活動に よって起こる肩の障害をいいます。 野球以外のスポーツでは、バレーボールや ハンドボール、バスケットボール、 バドミントン、槍投げ、テニスなどの 活動中にも発生します。 野球肩の症状 ・腕の回旋動作の違和感を感じる ・腕を引き上げる際に肩関節に鈍痛を 感じる ・ストレッチ時に異音を発する ・運動のやり始め時に痛みを発する ・肩のツッパリ感覚がある ・回旋筋腱板である |
1.前方脱臼 2.後方脱臼 3.上方脱臼 4.下方脱臼 けがの直後に激しい肩の痛みがあり、脱臼の 方向によっては腕が、特徴的な位置に固定され 動かなくなります。 |
原因 | 肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋の ダメージ(オーバーワーク)が原因で あるケースが大半である。 特定の筋の凝り固まり(硬結)が原因。 |
上記のように分類されていますが、前方脱臼が 肩関節脱臼の9割を占めます。 腕が上方、後方に移動した状態で、腕に力が かかる場合(転んだ際に体を支えようとした 腕が横後ろの方向や上に無理に動かされた時) などに起こる。 |
改善方法 | マッサージや鍼灸でほぐしていくと、 かなり改善されるケースはとても多い です。 再開する場合、まず投球フォームの改善が 必要です。悪いフォームを続けていては 再発しやすくなります。 |
治療後はインナーマッスルを鍛えましょう。 肩を動かすとき、インナーマッスルが最初に 働き関節を安定化させるからです。 |
こりや痛みの原因となる病気や損傷について、専門家の適切な処置を受けましょう。
背中の痛み | |
症状と原因 | 背中の痛みには多くの症状があり、その原因は多種多様です。 1.猫背姿勢筋肉 労働や悪い姿勢などによって筋肉が硬直し、血行不良や神経伝達を阻害します。 2.内臓疾患 夜中に寝ている時に、鈍痛を感じるのが何日も続くようであれば、要注意です。この場合の 背中の痛みは内臓疾患が原因であることがあります。 3.一時的な疲労、ストレス ストレスや飲みすぎ等で内臓機能が低下し筋肉が硬化したり、風邪の時にも背中の痛みが 出ることがあります。 4.その他 骨粗しょう症、すい臓がん、肺がん、肋間神経痛、気胸、狭心症、尿管結石などでも背中に 痛みをともなうことがあります。 |
改善方法 | 最大のケアは予防にあると考えられます。 痛みが出てからではなく、痛みが出る前に予防していくことが最大のケアです。 家庭で行える自己調整法だけでは、どうしても体の隅々まで行き届いた調整にならないことも あります。そのような時は調整もかねて、定期的に来院されることをお勧めします。 |
寝違い・筋違い、肩こり等から頸椎に至るまで症状は様々です。
腰部脊柱管狭窄症 | ぎっくり腰 | |
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脊髄、馬尾神経、神経根が通っている、 脊柱管がなんらかの理由で異常に狭く なり、神経を圧迫して痛みを起こすのが 「脊柱管狭窄症」です。 |
ぎっくり腰は分かりやすく言えば「腰の捻挫」です。急な動作がきっかけとなり腰に激痛が 走ります。 |
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原因 |
脊椎すべり症、変形性腰椎症、下肢の 血行不全、先天的なもの、 足の血行不全が原因の場合もあります。 |
骨には異常ありませが、関節を覆う袋(関節包)などがはさまれて痛みを起こす場合、 椎間板に小さな傷が入ったり、背骨をつなぐ 靭帯が捻挫のように無理に引き伸ばされている場合などです。 ほかに、筋肉が肉離れの状態で引っぱられている事も考えられます。 |
症状 |
腰痛や足の痛み、しびれが主な症状ですが、特徴的なのは「間欠跛行」という 独特の歩き方です。これは、少し歩くと足が痛んだりしびれたりして歩けなくなるものの、前かがみになって少し休んでいるとまた歩けるようになります。 前かがみになると、脊柱管が広がる ため、楽になり、歩けるように なるのです。 |
激痛が腰に走り、痛みがひどい場合には、動いたり歩く事ができなくなります。 前かがみの姿勢や横になって安静にしていると少し楽になります。 |
応急処置など |
反った姿勢をとると、神経と血管を圧迫し症状が強くなるため、できるだけ避けることを心がける必要があります。 腰の前屈姿勢をとることにより、生理的な腰椎前弯が減少し、脊柱管の内腔が広がるために圧迫が減少し、間欠跛行や下肢神経症状が軽快します。 |
ぎっくり腰になった場合、痛む所を氷嚢などで冷やし、安静にすることが大切です。 そして、すぐに治療することが、ぎっくり腰の早期の回復につながります。 |
こりや痛みの原因となる病気や損傷について、専門家の適切な処置を受けましょう。 |
野球肘 | テニス肘 | |
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ボールを投げる動作は、単なる肘の曲げ伸ばしだけでなく、ひねりの動作も 加わり、肘の関節に強いストレスが 加わります。 さらに成長期は関節軟骨や、筋肉、骨は未熟で弱くこの時期に投球動作を繰り返すと当然障害が発生しやすくなります。野球肘の発生する年齢は、肘に成長軟骨出現する小学校高学年が最も多く、 中学生、高校生の順です。成人でも発生します。 |
典型的なテニス肘は、バックハンドでの肘の 外側の痛みです。ハードヒッターやサーブ、 スマッシュの多用で内側を痛める事も あります。 |
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原因 |
ほとんどが使いすぎ(オーバーユース)です。 成長期は特に骨軟骨や筋肉が繰り返しの刺激にとても弱く、その上、投球競技の未熟さも関係し悪くなっていきます。 投球動作では、肘の内側は引っ張りの力が起き、外側は軟骨同士が圧迫される力が起き、さらに捻れ、ずれる力も加わります。 変化球を投げる時は、さらに捻れの力が大きくなります。 |
バックハンドで伸筋腱(肘の外側)、 フォアストローク・サーブで屈筋腱(肘の内側)が繰り返されるストレスで痛みが発生する。 |
症状 | 投球時、投球後の痛みが主な症状です。 痛みの部位は2/3は内側 1/3が外側、 後ろが痛む事もあります。 |
ゴルフ肘 | 肘内障(子供の時の肘の脱臼) | |
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肘の内側(上腕骨上 部)の筋肉が損傷する事です。 スイング中にかかるクラブの重みや、 ダブリなどで損傷してしまう。 |
乳幼児が特に転んだりしていないのに、腕を痛がって手を使わなくなるものに肘内障というものがあります。 多くは親が手を引っ張ったり、何処かにぶら下がったりした後で腕の痛みを訴えるケースが多いです。 これは脱臼というより、肘の関節の細い輪状の靭帯がずれた状態です。 骨と骨を輪のようにつながっている靭帯が未発達な為に起こるもので靭帯が十分に発達する7歳以降にはほとんど見られません。 |
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原因 | 練習のマットの上を強く叩いてしまったり、コースで土を掘ってしまったり ダブリプレイ前のストレッチが不足している。 |
・親が手を引っ張った ・子供同士で引っ張り合った ・鉄棒にぶら下がった ・服を脱がすという動作 ・寝返りをして |
症状 | 肘の内側の痛み。クラブを持つと痛みがある。また、腕、肘を体の前で伸ばして手首を曲げ伸ばしした時に、痛が あります。 |
・腕を痛がり泣いている。 ・腕をだらんと下げたまま使わない。 ・腫れはありません。 ・肘を曲げようとしません。曲げようとすると痛みがあります。レントゲン写真を撮っても、異常は認めません。 |
こりや痛みの原因となる病気や損傷について、専門家の適切な処置を受けましょう。 |