交通事故の治療を始める際、事故直後には必ず病院(整形外科)に行く必要があります。
これは、レントゲンやMRIなどの検査をして診断書を出してもらうためです。
2回目以降の治療では、整骨院に変更しても問題ありません。
※治療先の変更は保険会社に伝えることで簡単にできます。
当院は診断書の結果に基づき施術を行っていきます。
交通事故の中で最も多いケガは、“むち打ち症(頸椎捻挫)”ですが、受傷直後はあ
まり症状が出ないことが多くあります。病院でレントゲンを撮っても「異常なし」と
されることがほとんどです。
時間の経過とともに首の痛みや運動痛や運動制限、後頭部・背部・肩・上腕部などにも痛みが放散してくる場合があります。時に、頭痛や吐き気、めまい、上肢のしびれなどの症状を伴うこともあります。
歩行中に事故の被害に遭われた場合には、むち打ちなどの症状と同時に打撲や骨折、
捻挫などの症状も出ていることが多々あります。
平均的な治療期間は3~4ヶ月です。
これはケガの程度や事故の種類によっても異なります。
比較的早い方であれば、1週間~10日で症状は60%程度軽減します。
しかし、「症状の軽減=治癒」ではありません。
治療が中途半端であったため、後々後遺症が残る方が大変多くいらっしゃいます。
交通事故で大事なことは大きく2つ。
1.少しでも早く治療を開始すること
2.症状に合わせた治療で最後まで治療を終えること
事故直後は痛くないと治療を受けないでいると、『早くて半年後、遅くて10年後に出
る』とも言われる後遺症に悩まされることになる可能性があります。
その後遺症を防ぐために、部位や症状に合わせた適切な治療が必要になります。
交通事故に遭われた際は、お近くの整形外科や整骨院に相談することをお勧めしま
す。